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サントリー2年連続2冠“最強の挑戦者”パナソニック撃破 集中切らさず猛攻封じた

 ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグの決勝でパナソニックを破り優勝し、喜ぶサントリーの選手たち
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 「ラグビー・トップリーグ決勝トーナメント・決勝、サントリー12-8パナソニック」(13日、秩父宮ラグビー場)

 決勝はサントリーがパナソニックを12-8で破り、2季連続2冠を達成した。日本選手権で8度目、TLで5度目の制覇を果たしたサントリーは前半4分にCTB中村亮のトライで先制。33分にもWTB江見がトライを追加して12-5で折り返し、後半は相手の得点をPG1本だけに抑えて逃げ切った。3位決定戦はヤマハ発動機がトヨタ自動車を28-10で下した。

 4点リードで迎えた終了間際、サントリーは連続攻撃で相手を敵陣にくぎ付けにした。このまま終了かと思われたが、残り10秒で痛恨の反則。逆に猛攻に転じたパナソニックに自陣インゴールまで5メートルに迫られる。トライを奪われれば勝敗は入れ替わる-。

 だが、王座奪回を目指す“最強の挑戦者”の執念を、王者の集中力が上回った。ラインアウトを捕球したパナソニックFWに猛然とプレッシャーをかけ、落球を誘う。歓喜するサントリー・フィフティーンを、ノーサイドの笛が祝福した。

 2連覇を達成し、冬空の下で3度宙を舞った沢木敬介監督(42)。「今季一番、ベストゲームだった」。普段は辛口コメントの多い指揮官が手放しでたたえる。「ハードワークしてきた選手、スタッフに感謝します」と声を震わせた。

 「全て準備です。試合前はもちろん、試合中も、次のプレーに向けて準備をする」とCTB中村亮。SOギタウのゴロパントを出足よく拾い、そのままゴールポスト下へ先制トライを決めた。「蹴ったらどう動くかを周りに伝えて、返事も確認した。コミュニケーションをあいまいにしないことを徹底したんです」と胸を張った。

 帝京大時代に日本代表入りしたが、サントリー加入後は伸び悩み、昨季の日本選手権決勝はリザーブで出場なし。そんな中村亮が4年目のファイナルで勝利の立役者になった。「彼は僕にこの一年間で一番怒られた選手。でもその分成長して、層も厚くなった」と沢木監督。接戦を制し、連覇を飾った王者には勝つ理由があった。(大友信彦)

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