初マラソン神野大地は13位 瀬古リーダー「将来的な適性はあるんじゃないか」

 「福岡国際マラソン」(3日、平和台陸上競技場発着)

 2020年東京五輪の代表選考会出場権、2018年アジア競技大会(ジャカルタ)の日本代表選考会を兼ねて行われ、2時間5分48秒のソンドレノールスタッド・モーエン(26)=ノルウェー=が優勝した。4月のボストン・マラソンで3位に入った大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=が2時間7分19秒で日本人トップの3位。初マラソンに挑んだ“3代目山の神”神野大地(24)=コニカミノルタ=は、20キロ付近で先頭集団から遅れ、2時間12分50秒で13位に終わった。

 左足のまめがつぶれ、シューズに血をにじませた神野は「22、23キロでペースがもたなくなった」と振り返った。「トレーニングの成果を感じたところもあったけど、(大腿)四頭筋(強化)など足りないところがわかった」と見つけた課題を挙げた。

 初マラソンに向けては試練もあった。2週間前に右アキレス腱を痛め、3日間まったく走れないというピンチに見舞われた。それでも「12分台で帰って来れた」と手応えは残った様子で「初マラソンは収穫しかない」と前向きに捉えた。

 注目のデビューに、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーも「12分は初マラソンにしてはいい。将来的な適性はあるんじゃないかと思っている。次につながる」と話していた。

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