日馬富士が引退 暴行騒動全容解明前に自ら決断 午後から会見

横綱日馬富士関
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 貴ノ岩への暴行問題を起こした横綱日馬富士の引退が29日、分かった。師匠の伊勢ケ浜親方はこの日、番付編成会議に出席。この日午後から行われる日馬富士の会見には伊勢ケ浜親方も出席すると明かした。

 日馬富士は秋巡業中の10月25日深夜から26日未明に鳥取市内での酒席で、同じモンゴル出身の平幕貴ノ岩関(27)に暴力を振るい、けがを負わせた。説教中にスマートフォンをいじったことなどに腹を立て、平手やカラオケのリモコンなどで殴打したとされる。相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会からは「非常に厳しい処分が必要」との指摘を受けていた。

 日馬富士は「安馬」のしこ名で2001年初場所に初土俵。2012年秋場所後に第70代横綱に昇進した。優勝9度、史上6位の幕内712勝の実績を残した。11月の九州場所は暴行が発覚した3日目から休場していた。

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