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皇帝プルシェンコ氏、羽生は「五輪で勝つ」 4回転ルッツ不要と助言も

羽生結弦について語る左から松岡修造(左)、吉田沙保里(中)、プルシェンコ(右)=都内
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 トリノ五輪フィギュアスケート男子シングル金メダリストで、皇帝の異名をとったエフゲニー・プルシェンコ氏(35)=ロシア=が15日、都内で行われた平昌2018冬季オリンピックP&G「ママの公式スポンサー」キャンペーンの新CM発表会に出演し、右足首を負傷した羽生結弦(ANA)について「五輪で勝つと思う」と語り、復活を確信していた。

 プルシェンコ氏は、羽生にとって憧れの存在で、強く尊敬しているフィギュア界のレジェンド。同氏は今月9日、NHK杯の公式練習で右足首を負傷した羽生について口を開いた。「私の経験ですけど15回手術を受けました。そのうち3回は背骨で、15回全てが大きな手術だった」と自身の経験を振り返りつつ、「自分の中にしっかりとした軸があれば必ず回復する。結弦君はしっかりした軸を持っているので、世界にオリンピックで滑りを見せてくれると信じています」と言い切った。

 オリンピックで勝つためには、という質問には「来るオリンピックで勝つことができると思っていますし、私は勝つと思っています」と明言。その上で「五輪には正しいアプローチが必要です」とし、「4回転を無理する必要はないと思います。結弦君は、彼が得意なことを全部やっていけばいいのではないかと思う。結弦君にはカリスマ性があり、芸術性が高いし、体もとてもしなやかです。そして彼は唯一無二の存在なので、きちんとけがを治すこと、そして冷静な頭脳で、とても愛することをオリンピックの場でやれば結果は決まると思います」など、無理をせずとも、羽生の地力ならば金メダルを取れると助言を送った。

 イベントには羽生を何度も取材している松岡修造氏も出席していたが、皇帝の金言の数々に引き込まれていった。羽生が負傷した際に練習した大技4回転ルッツについて「やめた方がよいか」とぶつけると「はい。言いました通り、結弦君がやるべきなのは、4歳から積み重ねてきた仕事をすべき」と冷静な判断を求めた。「4回転は彼はやってのけると思います。彼はそれができるし、チャレンジせずにはいられないでしょうから」と羽生の心情も思いやったが、報道陣の取材に対しても4回転ルッツは「今回は必要とは思いません。他の選手がどうするか見る必要はありますが、3回4回転(ジャンプ)をすれば十分。(羽生の)滑りが違うからです」と語った。

 残された期間で必要なこととして、「しばらくの間、閉ざされた状態にする、友人、マスコミの皆さんから距離を置く」ことを勧め、「ピークで、最高潮の状態で(五輪を)迎えてほしい」と願った。羽生は12月20日開幕の全日本選手権での復帰を目指している。

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