優勝のチェン、羽生ルッツ成功に「スーパークール」
「フィギュアスケート・ロシア杯」(21日、モスクワ)
男子フリーが行われ、世界王者でSP2位の羽生結弦(22)=ANA=は、自身4種類目の4回転ジャンプとなる4回転ルッツを成功させ、フリー1位の195・92点をマーク。総得点290・77点でネーサン・チェン(米国)に3・02点及ばず2位に終わったが、演技後の会見ではチェンから4回転ルッツの成功を祝福される場面があった。
チェンは「まず、(4回転)ルッツの成功おめでとう。スーパークールだったよ」と羽生の成功をたたえた。
羽生は演技冒頭に4回転ルッツを成功させ、1・14点の加点も得た。しかし、4回転ループが3回転に、4回転サルコーからのコンビネーションジャンプが単独ジャンプになるなど得点の取りこぼしも多く、完璧な演技とは言えなかった。