169センチ豊ノ島2勝目、22センチ大きい寺尾を攻略 「何にせよ、疲れた」

上手出し投げで寺尾を下す豊ノ島(右)=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲秋場所・6日目」(15日、両国国技館)

 元関脇で西幕下17枚目の豊ノ島(34)=時津風=が寺尾を大相撲の末、下し2勝目(1)を挙げた。

 左を差し、がっぷり組み合い出し投げで崩す。半身になりこらえる相手をなかなか押し切れなかったが、最後は相手が出たところを上手出し投げで土俵に落とした。

 「何にせよ、疲れた」とヘトヘトの様子で振り返った。169センチと小柄な体で191センチを何とか攻略。「相手を正面に置いて圧力をかけようと。自分で攻め込んでいたのは良かった」と、苦心の末の白星をかみしめた。

 昨年の名古屋場所前に左アキレス鍵を断裂。2場所連続休場し十両も陥落した。幕下6場所目の今場所は背水の覚悟で臨む。

 「負け越しさえしなければいいという感覚。3勝4敗で番付は下がり、先場所5勝2敗で同じくらい上がると思ったら、そんなに上がらなかった。負け越しを挽回するのは大変。7戦全勝、6勝1敗というのは頭にはあるけど勝ち越しが目標。(幕下で)4勝3敗、(関取で)8勝7敗を続ければ関取まではなれるんだから」と、力説した。

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