競歩・荒井、父の前でリオ超える銀メダル 「見せることができて良かった」

 男子50キロ競歩 ゴール後に健闘をたたえ合う銀メダルの荒井広宙(右)と銅メダルの小林快=ロンドン(共同)
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 「陸上・世界選手権」(13日、ロンドン競技場)

 男子50キロ競歩が行われ、昨年のリオ五輪で銅メダルを獲得した荒井広宙(29)=自衛隊=が2位に入り銀メダルを獲得した。初出場の小林快(24)=ビックカメラ=も3位となり銅メダルと2人が表彰台に立った。また、5位には丸尾知司(25)=愛知製鋼=が入り、出場した日本代表3選手が全員入賞を果たした。荒井は、父の康行さんを現地に呼んで、その前でリオ五輪を超える結果を残した。

 沿道で勇姿を見届けた康行さんは、孝行息子に中継の音声を通じて「広宙、頑張ったな」と優しく声をかけた。荒井も「ありがとうございます。また家帰ったらゆっくり話をしましょう。応援ありがとうございました」とにこやかに返礼。「昨年のリオ五輪は父親はこられなかったので、ここに来てもらってメダルを見せることができて良かったなと思います」としみじみと語った。

 優勝はヨアン・ディニズ(フランス)で3時間33分12秒の大会新記録。続いた荒井は3時間41分17秒のシーズンベスト。3位の小林は3時間41分19秒で自己ベストだった。5位の丸尾も3時間43分3秒で自己ベストだった。

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