リオ銀のリレー サニブラ回避濃厚の日本は米・英と同組 多田+リオ五輪トリオで出陣か

 「陸上・世界選手権」(11日、ロンドン競技場)

 12日に行われる男子400メートルリレー予選の組み分けが発表され、リオ五輪銀メダルの日本は、1組で強豪米国、英国、トリニダードトバゴなどと同組となった。リオ五輪金メダルで、この種目がウサイン・ボルト(ジャマイカ)の現役ラストランとなるジャマイカは、2組に入った。

 日本は200メートル決勝で右足太もも裏を痛めたサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が出場回避が濃厚。リオ五輪銀メダルメンバーの桐生祥秀(東洋大)、飯塚翔太(ミズノ)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)の3人に、100メートルで準決勝に進出した多田修平(関学大)、ベテランの藤光謙司(ゼンリン)の5人の中から、出場メンバーを選ぶことになる。

 爆発力を持つエースを欠く事態となったが、短距離陣は個人全員が準決勝に進んでおり、層は厚く、リレーメンバーの桐生、藤光も好調だ。走順は1走は今大会もスタートが好調な多田が濃厚。2走以降は飯塚、桐生、ケンブリッジのリオ五輪トリオで固めることが有力で、悲願の金メダル獲得を狙う。

 予選は12日午前10時55分(日本時間同日午後6時55分)に開始。各組の上位3チームと、それを除くタイム上位の2チームが同日の決勝に進む。

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