葛西 伊藤有希と師弟アベックV「大満足の成績」 平昌五輪でも再び!

男子で優勝し笑顔の葛西紀明=宮の森
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 「ノルディックスキー・札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会」(4日、宮の森ジャンプ競技場)

 男子は五輪7大会出場の葛西紀明(45)=土屋ホーム=が98メートル、91・5メートルの合計247・0点で、女子は昨季W杯5勝の伊藤有希(23)=土屋ホーム=が97メートル、93・5メートルの合計249・0点で優勝。師弟コンビがアベック優勝を遂げた。

 平昌五輪へ夢が広がる師弟アベックVだ。1回目に98メートルでトップに立っていた葛西は最終ジャンパーだった2回目で91・5メートル。「最後はちょっと失敗した」と言うが、2回とも1位の完全V。しかも女子は教え子の伊藤が逆転V。選手としても監督としても笑顔満開の今季初優勝だ。

 「きょうは女子も有希(伊藤)が優勝して土屋ホームのアベック優勝、それと(2位の小林陵侑との)ワンツー。大満足の成績です。宮古島、スロベニア合宿の成果が出ていると思う」

 間違いなく昨季までとは違う。この日の試合前には今大会のプログラムを見て前回の優勝が2004年と確認するや「絶対に勝とう」と決意。結果、13年ぶりの優勝となったが、実現できるのも好調ゆえ。今季はテレビ出演や講演会を控えめにして練習に専念してきたというレジェンド。改良中のアプローチ姿勢も含めて五輪仕様の状態になっているようだ。

 前回ソチ五輪個人ラージヒル銀の葛西に今年の世界選手権銀の伊藤。平昌五輪でのアベックVも夢ではない。

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