柔道男子の日本代表が16日、フランスで行われる国際合宿に向けた出発前に羽田空港で取材に応じた。男子100キロ超級で世界大会9連覇中のテディ・リネール(フランス)が参加する可能性が高く、リオ五輪決勝の雪辱に燃える原沢久喜(日本中央競馬会)は「何回もやって相手の技術を引き出し、研究材料を持って帰りたい」と闘志を燃やした。
これが世界選手権(8~9月、ブダペスト)前に海外勢と手を合わせる最後の機会。井上康生監督は「我々には超えなければいけない山(リネール)がいる。あえて相手の陣地に乗り込むのも手」と絶対王者攻略に気炎を上げた。