20歳朝比奈沙羅、初Vで世代交代を宣言「先陣切る」 柔道・全日本女子選手権
体重無差別で争う柔道の全日本女子選手権(16日、横浜文化体育館)を前に、78キロ超級の世界選手権代表を争う有力選手が15日、会見した。
初優勝を狙う朝比奈沙羅(20)=東海大=は、リオデジャネイロ五輪銅メダリストの山部佳苗(26)=ミキハウス=、田知本愛(28)=ALSOK=を前に「東京五輪に向けて世代交代の時期だと思ってる。自分が先陣を切っていく」と、堂々と宣言した。
会見後の取材では「素でした。(2人に)プレッシャーを懸けるとかは考えてなかった」と苦笑いで話したが、言葉は本音。「今までは追う立場でふらっと来て、“待って~”って感じだった。東京五輪に向けて、ここで追い越して、そのままゴールしたい」と、強気に言い切った。
グランドスラム東京、パリを制し、代表有力候補だが、先日の選抜で初戦敗退。「勝たないと世界選手権には行けない。勝ちに徹する」と、文句なしで切符を勝ち取る覚悟だ。