瀬古リーダー、設楽悠太高評価も選考基準で選べず「甘やかしても駄目」

 日本陸上連盟は17日、8月のロンドン世界選手権の男女マラソン代表各3人を発表した。男子は“最強市民ランナー”で、今世界選手権を最後に日本代表争いからの撤退を表明している川内優輝(30)=埼玉県庁=が3度目の代表入り。東京マラソンで選考会唯一の2時間8分台をマークした井上大仁(24)=MHPS=、別府大分毎日マラソンで優勝した中本健太郎(34)=安川電機=の3人が選ばれた。

 女子は名古屋ウィメンズマラソンで初マラソン日本最高記録となる2時間21分36秒を叩き出した安藤友香(22)=スズキ浜松AC=、同レースで2時間23分台をマークした清田真央(23)=スズキ浜松AC=、大阪国際マラソンを制した重友梨佐(29)=天満屋=が選出された。

 瀬古利彦長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの中では、東京マラソンにおいて初マラソンながら30キロまで日本記録を更新するペースを作り、2時間9分台にまとめた男子の設楽悠太(25)=ホンダ=の評価が高かったが、選考基準上、選出することはできず。「選考基準の中で選ぶことはできない。将来を見据えれば、選びたい思いはあったが…」と未練を残しつつ「彼はまだ若い。2、3度目のマラソンで成長してほしいし、自分で手繰り寄せて欲しい。甘やかしても駄目。実力で世界選手権や五輪に行って欲しい」と、今後に期待を込めた。

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