16歳・坂本花織3位 悔し涙一転笑顔「表彰台に上れて良かった」

 「フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル」(9日、マルセイユ)

 女子ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(16)=神戸FSC=がフリー4位の合計176・33点で3位に入った。ともに3位だった樋口新葉(東京・日本橋女学館高)、本田真凜(大阪・関大中)に続いて日本勢3年連続の表彰台。SP5位の紀平梨花(14)=関大KFSC=は、フリー3位の合計175・16点で4位。同じくアリーナ・ザギトワ(14)=ロシア=がSP、フリーともにトップの合計207・43点で、ジュニア初の200点超えを果たして初優勝した。

 坂本は朝から胸のドキドキが止まらず「今までの試合で一番緊張した」。演技直前の6分間練習でリンクへ入る際、靴から外したエッジケースが氷上に散らばった。落ち着かないまま演技は始まり、中盤の3回転フリップでは転倒。三つのジャンプでGOE(出来栄え点)がマイナスとなった。演技後は悔し涙を流したが、表彰台に立つと「完璧ではなかったが、目標としている表彰台に上れて良かった」と笑顔が戻った。

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