バド山口誓った!ホーム益城町を笑顔に

 バドミントン女子シングルスの山口茜(18)が10日、熊本地震で2度の震度7の揺れに襲われた熊本県益城町にある所属先の再春館製薬所本社でリオ五輪出場を報告した。本社には、現在も自宅に帰れず会社が用意した仮住居に住む社員もいる。山口は約200人の社員らを前に「皆さんに笑ってもらえるように頑張ります」と決意を表明した。

 福井・勝山高2年だった14年に全日本総合選手権を制した山口は今春入社。地震の時は海外遠征中だった。アジア選手権終了後の3日に益城町の避難所を慰問。炊き出しや清掃を手伝った。「私は熊本に来て間もないけど、たくさんの方に自分のことを知ってもらえていて、五輪頑張ってねと言ってもらえた」と胸を打たれ、「バドミントンを通して元気を届けることしかできない」と誓う。

 トリッキーなプレーが持ち味で「いつも通りに楽しいバドミントンをして、トップ選手を破って会場を盛り上げたい」。ブラジルのイメージを「カーニバル」と即答。祭典の“主役”となって熊本を元気にする。

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