五郎丸がヤマハ練習に合流 ファン多数

 ラグビーワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表FB五郎丸歩(29)が27日、所属するトップリーグ(TL)のヤマハ発動機(静岡県磐田市)の練習にW杯後初めて合流した。コンタクトプレーや実戦形式の練習など約2時間、ほぼフルメニューをこなし、「家に帰ってきたような感じ」と心地よい汗を流した。

 五郎丸がW杯でおなじみになったキック前のルーティンに入ると、グラウンドの空気が一変した。キックを蹴るたびにスタンドからは大きな拍手が沸き起こった。通常の練習なら4、5人ほどの観衆が、この日は約120人。テレビカメラ9台を含む報道関係者約40人が、五郎丸目当てに集まった。

 「人がいっぱい見に来てくれるのはラグビー界にとっていいこと。いいプレッシャーの中で練習ができる」。五郎丸に気負いはない。

 イングランドから帰国後、この2週間はテレビ出演にあいさつ回りなどさまざまな行事出席に大忙しだった。体を動かすのも、ましてやボールを蹴るのもW杯後初めて。「ラグビーを多くの人に知ってもらうため」と、課せられた使命を意気に感じている。

 30日には東芝との練習試合が行われる。五郎丸は「行けと言われればもちろん出ます。僕は(将棋の)歩(ふ)ですから」と、名前の歩(あゆむ)をもじって冗談交じりだが、準備はOKだ。清宮克幸監督(48)も「特別扱いはしない」と容赦はない。

 「キックもランも全て感触はいい」と手応えを感じた様子の五郎丸。世界最高峰リーグ・スーパーラグビーのレッズ(豪州)から獲得の打診が届いたことも明らかになったが、「まずTLに集中したい。いつも通りチームのために体を張る」と言い切った。

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