福島唯一の関取、双大竜が歓声に感謝

 日本相撲協会は5日、一昨年の東日本大震災で被害を受けた福島県内2カ所で、両横綱による復興土俵入りを行った。相馬市には白鵬(宮城野)、南相馬市には日馬富士(伊勢ケ浜)が出向き、関取や幕下以下の力士も参加し、握手会や初っ切りなども実施された。

 福島県から唯一の関取、十両の双大竜(福島市出身)は、白鵬を上回る声援や拍手を集め「本当にありがたい」と感謝した。子供たちとの稽古では琴奨菊、琴欧洲の両大関とともに笑顔を見せながら胸を出し、握手会にも参加。「福島に震災の爪痕はまだありますが、自分の頑張る姿で少しでも励みにしてもらえれば」と再入幕を誓った。

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