稀勢が反省の弁「いつも以上に疲れた」

 大相撲名古屋場所で自身初の綱とりに失敗した大関稀勢の里(27)=鳴戸=が29日、千葉県松戸市の部屋で稽古を再開、四股やすり足で汗を流した。11勝4敗の結果について「場所前から気が張っていて、いつも以上に疲れた。あの精神状態で15日間できたのは自信になる。でもまだまだということ」と振り返った。

 千秋楽で4敗目を喫し秋場所(9月15日初日、両国国技館)での綱とり継続すら白紙になった。その取組後は悔しさのあまり無言だったが、1週間の休養を経て、冷静に課題を直視。前半の3敗には「原因不明。そこがもろさでもあるし、弱さだと思う。無心にならないと勝てない」と、精神面で反省を口にした。

 一方で白鵬、日馬富士の両横綱を倒し、存在感は見せた。「後半の力を15日間出せるように。(名古屋と)同じ気持ちでやりたい」と、奮起を誓った。

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