稀勢、白鵬止めた 来場所綱とり継続へ

 「大相撲名古屋場所14日目」(20日、愛知県体育館)

 大関稀勢の里が、13日目に史上3位となる26度目の優勝を決め、昭和以降で5位の43連勝に達していた横綱白鵬を寄り倒した。63連勝中だった白鵬を倒した10年九州場所に続き、貴重な白星で11勝目を挙げた。北の湖理事長(60)=元横綱=はあらためて、稀勢の里が12勝すれば秋場所(9月15日初日・両国国技館)で綱とりがかかる見解を示した。横綱日馬富士は大関琴奨菊を上手投げで下し、9勝目を挙げた。

 稀勢の里が大仕事をやってのけた。3年前の九州場所に続き、白鵬の連勝を阻止した。座布団が乱舞した中、勝ち名乗りを受けた。「前へ、ということです。前半はふがいなかった。これ位しかない」。早々に3敗し、今場所での綱とりが消滅。ファンを落胆させた男が、館内に興奮を巻き起こした。

 呼吸が合わず、3度目の立ち合い。左で張られ、右の強烈なかち上げを食らうも、稀勢の里の圧力が勝った。大振りの張り手が顔をかすっても前進。いなされても立て直し、相手得意の右四つになっても前進。土俵際ですくい投げを試みた横綱の左上手を引き、寄り倒した。

 白鵬が40連勝を2回記録したのが史上初なら、それを2度止めたのも、もちろん史上初。「そんな特別な意識はない。(3年前とは)立場も違いますしね」と平静を装いつつ、「どんな時も一生懸命やること」と信念を口にした。

 横綱への夢も膨らむ。北の湖理事長は「横綱2人を倒したイメージが加味された。明日が大事」と話した。あらためて、12勝した場合は、来場所へ綱とりが継続される持論を展開した。

 稀勢の里は「頑張ります。よし」と気合を入れて、帰りの車に乗り込んだ。かつて、69連勝で双葉山を止めた安芸ノ海は、その3年後に横綱に昇進した。千秋楽で、歴史を再現させる機運をつくる。

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