大谷が歓喜もアメリカベンチに一礼 トラウト斬りで喜び爆発も敬意は忘れず

 優勝を決めた後、帽子を取ってアメリカベンチに一礼する大谷。右は栗山監督(撮影・吉澤敬太)
 優勝し抱き合う大谷(中央)ら日本代表(撮影・吉澤敬太)
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 「WBC決勝、日本代表3-2アメリカ代表」(21日、マイアミ)

 大谷翔平投手がクローザーとして1点リードの九回からマウンドに上がり、無失点で試合を締め、3大会ぶりの世界一へ導いた。

 大谷は最後の打者、トラウトを空振り三振に仕留めると、グラブ、ボールを投げ、歓喜の喜び。雄たけびをあげて喜びを爆発させたが、その後はアメリカベンチに一礼し、大興奮の中でも敬意を忘れなかった。

 トラウトは呆然とスコアボードをみつめ、大半の選手がグラウンドを見つめたまま動けなかった。

 試合後、侍ジャパンは歓喜の輪を作った後、整列。大谷らは脱帽してアメリカベンチに手を挙げ、感謝の思いを示した。

 今大会のMVPに輝き、世界に大きな影響を与えている大谷。各国に敬意を示す姿がファンの心をつかんだが、「日本だけじゃなくて、韓国、中国もどんどん野球を大好きになって、その一歩になれば」と、願いを口にした。

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