オランダ、バレら主力3選手のケガ響く

 「WBC・2次ラウンド1組1位決定戦、日本10‐6オランダ」(12日、東京ド)

 初の準決勝進出を決めているオランダは、終盤の粘りも及ばず2位通過となった。七回に2点、八回に3点を返したが序盤の大量失点が響いた。

 二回に先発のベルクマンが阿部にソロ本塁打を浴び、1死満塁から長野に走者一掃の二塁打。代わったイセニアも阿部に1イニング2発目の3ランを喫するなど、一気に8点を失った。前日のキューバ戦で左股関節を痛めたバレンティンら主力3選手がケガで欠場と不運も重なった。

 ミューレン監督は試合後、「大量失点したがあきらめなかった。06年は1勝、09年は2勝。今年は準決勝進出で、年々上達した」と選手を称えた。野球に対する母国の注目度も上がっている。「準決勝に勝つことが目標。試合まで6日。故障者も休めば100%になると信じている」とどん欲に語った。

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