侍Jへも猛虎「超変革」の波を

 寂しい限りだ…。3月5、6日に開催された日本代表「侍ジャパン」の強化試合・台湾代表戦。2試合合計で観衆は6万7142人を数え、当日券の販売がないほどの盛況ぶり。興行的には成功だったと言えるだろう。

 ただ、選出された代表選手の中に、阪神の選手がいないのだ。昨秋のプレミア12ではロッテも選出者がいなかったが、今回は西野、清田が選ばれたため、阪神が12球団で唯一、代表選手がいないという状態になった。

 昨秋のプレミア12では右肩痛により藤浪が代表を辞退。その影響で、台湾戦の代表招集も回避されたということがある。順当ならば日本ハム・大谷、巨人・菅野らと並び現在の代表では先発陣の柱となる投手。11月の強化試合、来年3月のWBCには再び代表へ招集される可能性は高い。

 だが、藤浪以外の選手ではどうか?代表に選ばれそうな選手は、現時点で見当たらない。NPB関係者も「やはり人気球団の阪神の選手が1人も代表にいないというのは、寂しいですね」と話す。

 この強化試合で侍ジャパンは、代表選出には課題を残した。シーズンを直前にした難しい時期とはいえ、日本ハム・大谷や楽天・則本はシーズンへの調整優先という理由で出場を辞退した点だ。

 NPBと12球団で代表の意義についての意思統一がなされなければ、代表そのものが軽んじられる恐れもある。ただ、他の選手にとってはチャンスだ。

 故障選手の代替によって初選出となった巨人・戸根やソフトバンク・森が好投を見せ、貴重な中継ぎの戦力として小久保監督へ存在をアピールした。故障以外の代表辞退者が出たことは侍ジャパンの課題だが、その状況にあっても猛虎選手の名前が挙がってこないのは寂しすぎる事実だ。

 ここ数年の外国人選手などに頼った戦力構成が原因の1つだろうが、昨秋のプレミア12は高視聴率を記録し、今回も前述のように多くの観衆が足を運んだことを考えれば、代表の舞台に選手を送り込めていないのは、全国の野球ファンへの注目度を高める点でマイナスなのは間違いない。

 まだチャンスはある。今年の金本阪神のスローガンは「超変革」。その名にふさわしくドラ1新人・高山、横田、北條ら若虎のアピールが続いている。

 シーズンの活躍次第では11月の強化試合、そして来年のWBCで代表選出される可能性はゼロではない。巨人と並び日本球界で伝統と人気を誇る球団なればこそ、藤浪だけでなく、何人もの選手を代表に送り込むスター軍団への「超変革」にも期待したい。(デイリースポーツ・中田康博)

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