対虎6戦5発!中日ビシエドサヨナラ弾

 「中日4-2阪神」(17日、ナゴヤドーム)

 同点で迎えた延長十回無死一塁。中日・ビシエドのバットが、阪神・福原の140キロ外角直球をしばきあげた。強烈な破裂音が観客の耳をつんざく。その瞬間に勝負は決まった。右翼に伸びていった打球を見つめ、一塁方向へ歩き出した。

 「打った瞬間、いくと思った。バットが内から出たし、あとは切れるなと願ったよ。最高の瞬間だったね」。打球が右翼ポールに激突した瞬間、一塁ベンチを指さし、ドヤ顔に。「みんなで楽しみたいと思ったからね」。満面の笑みで、ダイヤモンドを一周した。サヨナラ弾は米大リーグ時代の2014年以来、来日初だ。

 チームは2日連続のサヨナラ勝ちで2位浮上。2年ぶりに対阪神同一カード3連勝を決めた。

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