【高校野球特集10】甲子園を沸かせたプロ注目球児たち

 花咲徳栄の優勝で幕を閉じた全国高校野球。熱戦に次ぐ熱戦で高校球児たちがこの夏も沸かせてくれました。プロから熱い視線を浴びた選手たちの戦いぶりをまとめました。

公開日:2017.8.25

 「高校野球選手権大会・決勝、花咲徳栄14-4広陵」(23日、甲子園球場)
 九回2死満塁、右翼・小川が飛球をグラブに収めると、花咲徳栄(埼玉)の清水達也投手(3年)は両拳を突き上げた。駆け寄る仲間にもみくちゃにされると、今度は右手の人さし指を高々と掲げた。今後は「まだ決めていない」としたが、プロ志望届の提出が有力だ。

花咲徳栄・清水「夢」の優勝投手 進路は「まだ決めていない」

【盛岡大付・植田】3季連続本塁打!高校通算62発&KKコンビに並んだ

盛岡大付・植田 KKコンビに並ぶ3季連続本塁打 1試合5発の空中戦にケリつけた

 「全国高校野球選手権・3回戦、盛岡大付12-7済美」(19日、甲子園球場)
 165センチの小さな大砲が偉大な記録を打ち立てた。盛岡大付(岩手)の植田拓外野手(3年)がPL学園・KKコンビも達成した史上6人目となる3季連続本塁打。「うれしい。やっと(本塁打を)打ててホッとしました」と笑顔がはじけた。

盛岡大付・植田 KKコンビに並ぶ3季連続本塁打 1試合5発の空中戦にケリつけた

165㌢の身体を目一杯使ってフルスイング 「西武・森選手のような選手に」

 「全国高校野球選手権・準々決勝、花咲徳栄10-1盛岡大付」(20日、甲子園球場)
 19日の3回戦・済美戦で2本塁打を放ち、3季連発となった盛岡大付(岩手)・植田拓外野手(3年)は4打数無安打に終わり、春夏通じて初の準決勝を逃した。「悔しいけど、力は出し切った。フルスイングできた」と前を向いた。プロ志望の意向で「背は低い(165センチ)が、西武の森選手のような打てる選手になりたい」と将来の活躍を誓った。

盛岡大付・植田 悔しさを糧にプロ目指す

【前橋育英・皆川】自己最速タイ149㌔で明徳ねじ伏せた

前橋育英・皆川、今大会最速149キロ!荒井監督に誕生日星プレゼン投!

 「全国高校野球選手権・2回戦、前橋育英3-1明徳義塾」(16日、甲子園球場)
 2回戦4試合が行われた。前橋育英(群馬)の先発右腕、皆川喬涼投手(3年)は自己最速タイの球速149キロをマークし、8回2/3を1失点と好投。明徳義塾(高知)には3-1で競り勝った。スコアボードに「149キロ」が表示されたのは二回。どよめく観客にも、大台を目指す皆川は「あと1キロ出ないなんて、なんだかなぁ」と言うから大物だ。

前橋育英・皆川、今大会最速149キロ!荒井監督に誕生日星プレゼン投!

【前橋育英・丸山】大会最多タイの8盗塁

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