【高校野球特集10】甲子園を沸かせたプロ注目球児たち
花咲徳栄の優勝で幕を閉じた全国高校野球。熱戦に次ぐ熱戦で高校球児たちがこの夏も沸かせてくれました。プロから熱い視線を浴びた選手たちの戦いぶりをまとめました。
公開日:2017.8.25
「全国高校野球選手権・1回戦、日本航空石川6-5木更津総合」(10日、甲子園球場)
木更津総合・山下散った “あと1人”からの4失点で逆転負け
最速149キロ左腕が、ぼう然と立ち尽くした。3点リードの九回。無死一、三塁のピンチを招いたが、続く2打者から連続三振を奪って2死までこぎつけた。木更津総合(千葉)・山下輝投手(3年)は「気の緩みが出たのかも」と振り返る。相手1番・安保に右前適時打を許すと、4番・上田まで悪夢のような4連打。逆転負けを喫した。「この負けを、今後の野球人生で生かしたい」と震える声で誓った。
【横浜・増田】地方大会5発のパワー出し切れず「やりきった」 プロ志望名言
「全国高校野球選手権・1回戦、秀岳館6-4横浜」(11日、甲子園球場)
横浜・増田プロ志望表明「小さな子供に夢を与えられる選手に」
初戦で聖地を去ることになっても、今秋ドラフト候補の横浜・増田珠外野手(3年)は「やりきったなという思いで一杯」とすがすがしい表情を浮かべた。主砲として反撃の流れは作った。4点を追う五回先頭で中前打。三盗も決め、後続の右犠飛で生還した。だが、2点を追う九回2死からは左飛で最後の打者に。「プロを目指してやっていきたい。小さな子供に夢を与えられる選手になりたい」。次の目標へ、増田は笑顔でスタートを切った。

早実・清宮、履正社・安田らは地方大会で敗退した逸材は多かったですが、〝新記録男〟広陵・中村の大活躍もあり、大会は大変盛り上がりましたね。まだ進路について表明していないプロ注目の選手も多く、その動向が気になるところです。9月1日からU―18W杯が開催されます。力を合わせて世界一を勝ち取ってもらいたいですね。
