広島・辰見 侍でも「できることを最大限発揮できるように」平常心貫く 「体の使い方見直し」代表合宿でレベルアップへ
広島・辰見鴻之介内野手(25)が1日、大舞台でも泰然自若の姿勢を貫く思いを明かした。「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12日開幕)の侍ジャパンメンバーに選出されており、3日からは宮崎県での代表合宿に参加する。代走の切り札として期待される韋駄天(いだてん)が国際大会でも光り輝く。
自身初となる侍ジャパンのユニホームに袖を通す準備は整った。10月は宮崎県で行われていたフェニックス・リーグに参戦して鍛錬の日々を過ごし、マツダでの秋季練習をチーム全体より一足早く打ち上げた。再び、代表合宿の地・宮崎へ。辰見は「いっぱい吸収してレベルアップしたいです」と日の丸舞台も成長につなげていく心意気を示した。
10月7日に大会に臨むメンバーが発表されて1カ月。井口監督からの「1点を争った中で、辰見選手の足は必ず必要になってくる」という言葉に「うれしいです」とはにかんだ。侍ジャパンでは長きにわたって、ソフトバンク・周東が代走の切り札としての役割を担ってきた。“ポスト周東”への期待を背負っている。
現役ドラフトで楽天から加入した今季は71試合で28盗塁。代走出場からは27盗塁を決め、47年ぶりに代走盗塁のプロ野球記録を塗り替えた。超速でチームに欠かせない存在になり、侍入りまで果たした。数々の勝負どころを自慢の脚力で突破してきたスピードスターは、大舞台でも平常心を貫く。
「どんな人が見ていても、どれくらいの人が見ていても、自分のできないことはできないですし、できることしかできない。そのできることを最大限に発揮できるようにしっかり準備したいですね」
好成績を残せたことで、これまでの調整法や準備の仕方には自信が生まれた。「最高の準備をすれば体は動いてくれる」。築き上げてきた土台が揺らぐことはない。
10月のフェニックス・リーグでは走塁時の「スタートの体の使い方を見直した」という。シーズン終盤に疲労もあって、スタートが悪くなっていた点を反省。試合に多く出場しながら、レベルアップに努めた。
「いろんな経験ができると思う。それは自分にとってプラスになると思います」と代表活動を心待ちにした辰見。広島からは高と佐々木も代表メンバーに選ばれている。トップレベルを肌で感じ取り、緊迫の場面もくぐり抜け、もう一回り大きくなって広島に帰ってくる。
