広島・大瀬良 目指す18年2冠ボディー!体重90キロから当時の95キロへ肉体強化 「まだ伸びしろが」先発でも平均球速150キロへ

 2冠ボディーで新境地へ!広島・大瀬良大地投手(35)が20日、今オフは肉体強化に取り組んでいることを明かした。最多勝と最高勝率の2冠を獲得した2018年に近い体の数値を目指し、筋肉痛と戦う日々を過ごしている。来季がプロ14年目。投手最年長の右腕が、さらなる進化を続ける。

 全身に走る激しい痛みを感じながら、大瀬良は「嫌いじゃないです。楽しいですね」と白い歯をこぼした。進化を止めるつもりはない。「リリーフに戻ってからのようにボールの強さや出力、球速をより向上させたい。僕自身も今年投げていて、まだ伸びしろがあるなと感じるところがあった」と、来季に向けた手応えと覚悟を口にした。

 今季は3月に右ふくらはぎの筋損傷で離脱。4月中旬に1軍復帰し、2試合に先発するも結果を残せず登録抹消された。その後、8月下旬にリリーフとして1軍昇格を果たすと、最速150キロを超える直球を軸に8試合連続無失点を記録するなど、3勝6ホールドをマーク。「正直、この歳でこのピッチングができるとは先発をやってる時はみじんも考えてなかった」と、自身の可能性に気づかされたシーズン終盤となった。

 20年に右肘を手術して以降は、「関節の負荷を減らしたい」と体重を絞ってきたが、リリーフとして強い球を投げ込んだ今季の手応えが意識を変えた。「違う自分が見えたので、もう一回ちょっとチャレンジしてみよう」と、1年を通しての完全復活へ向け、今オフは肉体強化に着手。目標は最多勝と最高勝率を獲得した18年の“2冠ボディー”。現在の約90キロから、当時の95キロへの増量を目標に掲げている。

 秋季練習は免除されている中で連日マツダスタジアムに姿を見せ、フィジカル強化に励む若鯉たちと同水準の過酷なメニューをこなしている。「(若手に)同じ(メニュー)をやってるって言ってたらぶったまげてました」とニヤリ。若手顔負けの練習量で着実に進化への土台を築いている。

 増量の狙いは平均球速の向上だ。先発でもリリーフ時並みの150キロ近いアベレージを目指す。「2軍では153キロぐらい出せていたんですけど、1軍での148キロから150キロの方が(回転数などの)数値も良くて、空振り率も高かった」。スピードと質の双方を追い求め、さらなる進化へとつなげていく。

 「伸びしろに対してアプローチできることに、うれしさも楽しさもある。どっち(先発と中継ぎ)に転がってもいいように、とにかくハードなメニューをこなして準備したいです」と大瀬良。尽きることのない向上心を胸に、まだまだ体を追い込んでいく。

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