広島・島内 「もう1軍選手と見てもらえない」今季12登板のみ 平均球速もダウン ウエートで直球磨き直す「本当にキツい」
持ち味を取り戻して復権じゃ!広島・島内颯太郎投手(30)が18日、来季の巻き返しに向けて今オフは直球を磨き直す決意を示した。8年目の今季は不調にケガも重なり、自己最少となる12試合の登板にとどまった。秋季練習には参加していないものの、球団主導で行われているウエートトレーニングで体を鍛え、力強い投球につなげていく。
不本意だったシーズンを終え、来季への歩みはすでに始まっている。マツダで練習を行った島内は自らの立ち位置に目を向け、「もう1軍選手という目では見てもらえないと思うので。もう一度奪いに行く立場」と冷静に語った。過去の実績にはふたをして、再び中継ぎの柱へ。シビアな競争に身を投じていく覚悟だ。
今季は「オープン戦から自分のボールが投げられていない感じがあった」。本調子ではない中で開幕を迎え、4月17日・DeNA戦(マツダ)で、投手に四球を与えるなど2/3回を3失点で2軍降格。6月末に再昇格を果たすも、7月18日に再び登録抹消された。そこから1軍に戻ってくることはなく、最終的に12試合の登板で0勝1敗1ホールド、防御率4・09に終わった。
「春先から調子が上がらず、試行錯誤したけど、1年かけても、それが修正できなかった。加えてコンディションの部分でもうまくいかなかった1年だった」と振り返る。7月に2軍降格した直後、右ふくらはぎを肉離れして約1カ月半、戦線離脱したことも響いた。選手会長1年目のシーズンは1軍にいない期間の方が長かった。
直球とチェンジアップを投球の軸にして、ここまでキャリアを積み重ねてきた。チーム最多タイとなる60試合に登板し、防御率1・40と活躍した昨季の直球の平均球速は151~152キロ。それが今季は149キロ台にとどまった。
「真っすぐの強さを取り戻さないことには、ピッチングスタイル的にも始まらない。まずはそこから」と語る。今オフはチーム全体でフィジカル強化に乗り出している。島内もトレーナーが作成したウエートトレーニングのメニューをこなしており、「去年もキツかったけど、今年は本当にキツい」と体を追い込む日々だ。
目指すべき場所は「今年、遠藤や高が投げていたようなところ」。勝ちパターンを「もう一回、任せてもらえるように」と力を込めた。これまでのオフは肩肘を休めるために投球を控え気味にすることも多かったが、今オフは精力的にボールも投げていく予定。悔しさも糧にレベルアップし、再び存在感を放つ。
