広島・佐藤柳 今季初登板いきなり1回3人斬り!真っ向勝負11球中ストレート10球 新井監督も評価「良い真っすぐだった」

 「巨人3-1広島」(29日、東京ドーム)

 自分を信じ、思い切り腕を振った。広島・佐藤柳之介投手が、今季初登板で持ち味を十分に発揮した。1回無安打1奪三振無失点。「緊張はブルペンの方があったので(マウンドでは)良い緊張感で臨めた。一人一人、投げられた」と充実感をにじませた。

 八回に訪れた出番。投じた11球中、10球が直球だ。

 先頭・泉口は全て直球で空振り三振。続く丸の初球にカットボールを投げ込むも、その後は力勝負。中飛に打ち取った。最後の増田陸は147キロの速球で左飛だ。

 登板前、石原の「カウント負けだけは、しないように」という言葉に背中を押された。とにかく自分の真っすぐを投げる-。迷いを振り払い、ゆったりとした力感のないフォームから、切れのある球を投げ込んだ。

 2年目の今季は、ファームリーグでも試行錯誤を重ねた。20試合で2勝10敗、防御率3・42。制球力の克服が課題だった。22日に出場選手登録され、ようやく訪れた今季初の1軍マウンド。「自分の中で、やっぱり思うところもありました」と悔しさも力に変えた。

 新井監督は「良い真っすぐだった」と評価した。佐藤柳自身も、確固たる手応えをつかんだに違いない。来季が3年目。開幕ローテ入りを目指す戦いに臨む。愚直にストライクゾーンを目がけて投げ抜いた11球を、飛躍の足掛かりとする。

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