広島・栗林 またまた虎狩り!7回2/3を1失点7勝目 4度目連敗ストップ 今季阪神戦5登板全て7回以上1失点以下

4回、味方守備に声をかけながらベンチへ戻る栗林(撮影・田中太一)
阪神打線を相手に力投する栗林
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 「阪神1-5広島」(19日、甲子園球場)

 頼りになる!広島・栗林良吏投手(30)が8回途中7安打1失点の好投で7勝目を挙げた。初回に1点を失うも、二回以降は粘りの投球で追加点を許さず。阪神戦は5登板全てで7回以上を投げて1失点以下と“虎キラー”ぶりを発揮。チームの連敗も2で止め、今季4度目の連敗ストッパーとなった。

 最高潮に達していた聖地のボルテージが一気にため息に変わり、栗林は白い歯をこぼした。連覇を目指す猛虎打線の前に、またしても仁王立ち。「自分の武器をしっかり今回の登板では使えたかなと思います」と、納得の表情で紅潮した頰を緩ませた。

 1点リードの初回に佐藤輝の左犠飛で同点とされるも二回以降は、「フォークがしっかり有効的に使えた」と本来の投球を取り戻した。五回1死三塁のピンチでは代打・高寺を149キロで空振り三振。続く近本を左飛に打ち取り、軽い足取りでベンチへと向かった。

 4点リードとなった八回もマウンドへ。先頭から連打で無死一、二塁のピンチを招くも、森下をフォークで三ゴロ併殺打に打ち取りここで降板。「あそこはやっぱり投げ切らないといけない」と悔しさをにじませつつも、降板時に赤く染まった左翼席の一角から送られた拍手が、見事な仕事ぶりを物語っていた。

 5月下旬に右内転筋の肉離れを発症し、約1カ月間の離脱を経験。リハビリ期間中は3軍で復活を目指す若鯉たちと積極的に交流を図った。ドラフト7位・高木快にはトレーニング中に「もっと肘の角度意識して!」と助言。高木が1人で昼食をとっている時は、「一緒に食べよう」と誘ったこともあった。高木は、「あそこまでの気配りはなかなかできない。本当にありがたかったです」と感謝する。

 ほぼ毎日昼食をともにしたという滝田は、「けがで3軍に来て悔しいはずなんですけど、落ち込むような様子は一切なかった。ここまで気配りできるから一流選手なんだなと感じた」と、人間性に感銘を受けた。栗林自身もマウンドを目指す2人から力をもらった。「2人のためにも全力で頑張りたい」。後輩の思いも背負って腕を振り、チームトップタイの7勝目を手にした。

 阪神戦は5登板目で3勝目をマーク。同戦の防御率0・91と“虎キラー”ぶりが止まらない。加えて今季4度目のチームの連敗ストップにも成功した。敵地でのヒーローインタビューで、「ファンの皆さんのために1勝でも多く勝てるように頑張りたいと思います!」と声を張った栗林。最後まで戦い抜く頼もしい姿を、マウンドで示していく。

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