広島・森下 連敗止めた 62日ぶり復活勝利8回1失点「勝負できる球を投げられた」 才木からは先制V打!投打で躍動

5回、生還した菊池(33)を笑顔で迎える森下(撮影・田中太一)
2回、才木から先制打を放つ(撮影・山口登)
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 「広島6-1阪神」(14日、マツダスタジアム)

 連敗ストップじゃ!広島・森下暢仁投手(28)が8回5安打1失点の快投でチームトップタイの6勝目を挙げた。打っても二回に先制の適時打を放ち、決勝点をたたき出した。復活ロードを力強く歩む右腕の投打にわたる活躍でチームの連敗は「6」で止まった。まずは最下位から脱出すべく、ここから流れを生み出していく。

 勝負どころで相手を封じるとマウンド上で大きくほえ、攻撃陣に安打が生まれるとベンチから声を出してジェスチャーで喜びを表現する。感情豊かに森下がチームを勝利に導いた。お立ち台では「勝てて良かったです」とホッと一息。6月13日・楽天戦で完封勝利をマークして以来、自身62日ぶりの白星をかみしめた。

 「立ち上がりから、勝負できる球を投げられたと思っています」。結果と内容ともに手応えのある113球の快投だった。初回は遊撃・小園が二遊間のゴロをダイビングキャッチでさばく好守もあり、三者凡退で立ち上がると、ピンチでも粘りを見せた。

 四回は先頭から連打され、無死一、二塁で森下翔太&佐藤輝の強力中軸コンビを迎えるも、森下を遊ゴロ併殺打に仕留め、佐藤輝は空振り三振。大きな雄たけびはスタンドまでとどろいた。その後も走者を背負っても安定した投球。首位チームを最少失点に封じ、「リーグで強いチームに投げ勝つことができて自信になった」と胸を張った。

 得意の打撃でも輝きを放った。0-0の二回2死一、二塁から相手先発・才木の高め直球に反応して左前への先制適時打。「とにかくバットに当たれと思って。あとは野手が打ってくれるだろうと思って打席に入っていた」。チームとしても25イニングぶりの得点をたたき出し、塁上では力強く手をたたいて、両拳を頭上に掲げた。

 7月10日の中日戦で、5回6失点で6敗目を喫した後、プロに入って初めて不調を理由に1軍登録を抹消された。ファームでは投球と向き合うとともに、打撃でも汗を流した。ある日の練習の合間には明大の先輩でもある上本崇司アナリストに打撃投手を務めてもらい、打ち込みを行う姿もあった。「打撃練習もしていたので、成果が出てよかった」と笑みがこぼれた。

 ここからの巻き返しへ、森下は「一度は自分の居場所を手放してしまった。まずはそこをつかめるように。信頼してもらえるように、またやっていきたい」と力を込めた。新井監督も「今日の投球が彼本来の姿」と評価。3位・DeNAとは6差だ。頼れる姿に戻りつつある背番号18が鯉の潮目を変える。

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