甲南大から投手歴6年で球宴出場 広島・岡本「人見知り」だけど「高橋遥人さんにツーシームの感覚を聞いてみたい」【独占手記】
「マイナビオールスターゲーム2026」(第1戦=28日・東京ド、第2戦=29日・富山)に出場する広島の岡本駿投手(24)がデイリースポーツに独占手記を寄せた。甲南大初のプロ野球選手として迎えた2年目。今季から先発に転向し、前半戦でチームトップの6勝をマークしている。ここまでの総括、後半戦へ向けて新井貴浩監督(49)からかけられた言葉、大学時代の転機などを明かした。
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デイリースポーツ読者の皆さま、広島東洋カープの岡本駿です。オールスターに出場できるなんて思ってもいなかったので、本当に光栄です。まずは無失点を目標に、自分の持ち味が発揮できたらと思います。
昨年9月中旬、2軍に落ちる時に新井監督から先発転向を打診されました。正直、中継ぎのやりがいを感じていたので戸惑いもありましたが、監督から直接言っていただけたので覚悟を決めました。昨秋のフェニックス・リーグから先発を始めたのですが、最初の頃は登板翌日に上半身がバキバキで…。慣れるのかなと不安でしたが、今では少しの張りで済むようになりました。体ってすごいですね(笑)。
一番印象に残っている試合は最初の登板(※1)です。試合前夜は寝られないぐらい緊張してました。チームは負けたんですけど、無失点で抑えられたので自信になりました。先発は長いイニングを投げるので、中継ぎだった昨年より責任感が芽生えているなと思います。前半戦の終盤は納得のいく投球ができませんでした。体は割と普通だったんですけど、打者の反応を見ても差し込めていなかった。そこは修正していきたいです。
新井監督からは後半戦に向けて、「ここからもう一度追い込め。俺も若い時は落ちる時期があった。そこで追い込んだら強くなる。今年がピークの選手じゃないから。2、3年後に大きく成長したらいい」と言っていただきました。期待していてもらえていると感じて、すごくうれしかったです。メニューはトレーナーさんに任せていますが、練習量を落とすことなく、ここから成績を上げていけるように努力したいです。
オールスター出場は甲南大の方々をはじめ、たくさんの方が喜んでくれました。甲南大の1学年上に井村多朗さんという方がいて、この方がいなければ僕はプロになれていません。同じ徳島県出身で同じ右腕。大学から本格的に投手に転向した僕に、投手のイロハを一から教えてくださいました。毎日、キャッチボールして一緒に練習してましたね。オールスター出場で少し恩返しできたかなと思います。
オールスターは貴重な機会だと分かっているんですけど、なんせ人見知りで…。床田さんに相談したら「いろいろ聞かな損やで!」と背中を押していただいたので、勇気を振り絞っていろんな方にあいさつします。特に阪神の高橋遥人さんには同じ落ちる系のツーシームを使うので、その辺りの感覚を聞いてみたいです。一度、マツダで投げ合った時、打席に立ったんですけど軌道が独特でした。たくさん吸収してチームに戻ってきたいです。
※1 4月2日・ヤクルト戦(神宮)でプロ初先発。勝ち負け付かずも7回3安打無失点。
◇岡本 駿(おかもと・しゅん)2002年6月12日生まれ、徳島県出身。186センチ、89キロ。右投げ左打ち。城南-甲南大を経て、24年度ドラフト3位で広島入り。
