広島・秋山 九回2死の土壇場で同点打も2戦連続サヨナラ負け 借金今季ワースト16、新井監督「勝って前半戦締めくくりたい」
「ヤクルト2-1広島」(25日、神宮球場)
広島が2試合連続のサヨナラ負けを喫し、借金が今季ワーストを更新する「16」に膨らんだ。延長十回1死満塁で、遠藤淳志投手(27)が古賀に右犠飛を浴び、試合を決められた。打線を大幅に組み替えて臨んだ一戦は、九回2死まで無得点に抑え込まれるも、秋山翔吾外野手(38)が土壇場で同点適時打を放ったが、勝利にはつながらなかった。前半戦の最終戦となる26日は勝利で締めくくりたい。
2夜連続で屈辱的な光景を見せつけられた。沸き立つ緑に染まったスタンドを尻目に、カープナインが重い足取りでクラブハウスへと引き揚げていく。サヨナラ負けは12球団ワーストタイの今季7度目。新井監督は「何とか勝ちたかった」と悔しさをにじませた。
1-1で迎えた延長十回。4番手・遠藤がマウンドへ上がった。先頭の塩見に左中間への二塁打を浴びると、続く長岡への初球を投じる前に二塁けん制を試みるも、足が絡まりボークの判定。2者連続の申告敬遠で無死満塁とし、赤羽から空振り三振を奪うも、古賀に右犠飛を浴び、2試合連続のサヨナラ負けを喫した。
遠藤は24日の試合でも1点リードの八回に古賀に同点の1号ソロを被弾しており、2戦連続で痛恨の失点。今季リリーフとしてチームを支えている右腕に対し、指揮官は「評価は変わらない」と変わらぬ信頼を寄せた。
諦めず声をからした鯉党の思いがようやく届いたのは、1点を追う九回だった。キハダに対し、2死一、二塁の好機をつくると打席には秋山。「ある程度の対策を持ってやりました」と、1ストライクから2球目の直球を捉えた打球は、ホーム付近で大きく弾み左前へ。二走・前川が勢いよくスライディングでホームを踏むと、赤く染まった左翼席が大きく揺れた。
ベテランが土壇場で意地の同点打を放つも、大幅に組み替えた打線が機能しなかった。新井監督は「菊(池)は疲労を考慮して。小園も体が重そうだった」と判断し、2人はベンチスタート。秋山を2試合ぶりのスタメンとなる1番、24日に猛打賞をマークしていた名原はプロ初の5番、二俣を今季初の遊撃で起用したが、プロ初登板の西舘に苦戦し、ホームが遠い展開が続いてしまった。
痛すぎる連敗で借金は今季ワーストを更新する「16」まで膨らんだ。7月は7勝11敗1分となり、月間負け越しが決定。目を背けたくなる数字が並んでいるが、下を向いている暇はない。26日は前半戦の最終戦。指揮官は、「明日は勝って前半戦を締めくくりたい」と前を向いた。波に乗れないまま迎える今季の折り返し地点。ここからの巻き返しを信じるファンのためにも勝利を届けたい。
