広島期待の星 斉藤優汰の初勝利はもうすぐ?球質、制球力ともホンモノ 安仁屋宗八氏「次は中6日で」

 「広島6-4DeNA」(15日、マツダスタジアム)

 広島が難敵の東を攻略し、逆転勝ち。六回に6安打を集中し、マウンドから引きずり下ろした。先発した4年目の斉藤優汰投手(22)は4回2/3で6安打、4四球、4三振の2失点。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は東をKOした打線を評価しながらも、「この投球ができれば初勝利は近い」と斉藤の今後に期待した。

   ◇   ◇   

 東から合計10安打したのだから、まずは打線を褒めなければいけないでしょう。逆転した六回は6安打の集中攻撃。これほど見事に打線がつながったのは久しぶりだ。

 しかし、五回途中降板ながらも斉藤優の内容の濃い投球は見逃せない。本当に素晴らしかった。

 一番よかったのは直球だ。十分な威力があったし、コントロールもよかった。さらに変化球もキレていた。はっきりとしたボール球がなく、どれもコーナーに投げ分けることができていた。終始、安定感があったね。

 初回は勝又、佐野、筒香の左打者3人にヒットを打たれたが、最少失点で切り抜けたことで自分を取り戻したのではないか。

 五回に大きなピンチを招き、連続四球で勝ち越し点を与えてマウンドを下りたが、最後までいいボールを投げていた。

 満塁での押し出し四球は残念だったが、ちょっと審判との相性が良くなかったのかな。際どい球に対して球審の手が上がらなかった。ただ投手サイドに立つと、どれも非常にいい球だった。

 走者を背負ってから粘れるのは力がついてきている証拠だろう。球数がかさんだ(110球)わりに球威は落ちず、150キロは超えていたし、マウンドで苦しんでいる様子もなかった。

 次に期待するのは間を空けずに、このままローテーションに入って中6日で投げること。今季初登板だった6月16日の日本ハム戦では5回を3安打1失点。今回は1カ月ぶりだったが、今度はすぐに見てみたい。

 この試合の投球内容なら、どのチームが相手でも楽しみがもてる。勝てる日は近いと思うね。

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