広島・ドラ7高木快「生まれ変わるチャンス」 25年11月トミー・ジョン手術から復活へ「一進一退」も大瀬良や高橋らの助言が支え

キャッチボールを行う高木快=10日
ノックを受ける高木快=10日
2枚

 広島のドラフト7位・高木快大投手(22)=中京大=が完全復活へ向け、一歩ずつ前進している。昨年11月15日に右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリ中の右腕はすでにキャッチボールを再開。患部の状態を、「一進一退」と表現する中、肉体改造に成功するなど日々進化中。現在の心境や心の支えになっている先輩の存在などに迫った。

 手術から約7カ月。高木快が大野練習場でリハビリの日々を過ごしている。「肘の状態は良い日もあって悪い日もあってという感じです。投げてみて状態を確認しながら、その日やることを決めてます。一進一退です」と、現状を明かした。

 昨年の11月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。右肘にメスを入れるのは、大学3年時のクリーニング手術以来、2度目。当時と比べ、「術後、右肘が痛かったのはクリーニングで、リハビリが辛いのは今です」と、正直な思いを吐露する。

 今年4月ごろにネットスローを再開。現在は最長35メートルまで距離を伸ばしているが、順風満帆なわけではない。「ちょっと痛かったりするとやっぱり落ち込みます。(メンタル的に)きつい日はきついです」。そんな時、心の支えとなっているのが先輩たちの言葉だ。リハビリ開始直後、同じく手術を経験している大瀬良や高橋から、「うまくいかない日もある」と助言をもらっていた。「その言葉があったのである程度、覚悟はできていた。先輩たちのおかげで何とか耐えています」と、心を奮い立たせている。

 下を向いている暇はない。マウンドに立てない期間を「生まれ変わるチャンス」と捉えている。日々のトレーニングに加え、大学時代は「おろそかになっていた。大学生すぎました」と苦笑いで振り返る食事面が、入寮したことにより、大幅に改善された。本来は小食だが栄養満点の寮のメニューを、「頑張って食べています」と気合で口に運び、入団時から約8キロの増量に成功。学生時代の友人には「でかくなったな」と驚かれるほど。90キロを目標に、日々追い込んでいる。

 憧れの先輩、森下とうり二つと称される美しい投球フォームを維持する努力も忘れない。大きくなった体に惑わされず、持ち味であるしなやかさを失わないよう、胸郭周りをほぐすメニューを、練習外の時間で取り組んでいる。成果は確実に表れており、キャッチボールの段階ながら、「球の勢いも悪くない」と手応えを感じ取っている。

 順調に進めば、今秋にブルペン投球を再開し、来春キャンプで実戦復帰する見通しだ。「できることを少しずつ増やしていって、前向きに頑張ります。試合で投げるのが楽しみです」と高木快。復活ロードの先に待っているマツダのマウンドを目指し、一歩ずつ歩みを進めていく。

 ◆高木快大(たかぎ・はやと)2004年3月19日生まれ、22歳。愛知県名古屋市出身。180センチ、87キロ。右投げ右打ち、投手。栄徳高を経て、中京大へ進学。1年春のリーグ戦では3勝1敗、防御率1・84で新人賞を獲得。3年春のリーグ戦では完全試合を達成するなど、4勝1敗、防御率0・51の好成績でリーグMVPに輝く。25年度のドラフトで広島から7位指名を受けて入団。背番号46。年俸600万円(金額は推定)。

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス