【横山竜士氏の眼】広島・栗林は試合前から異変を抱えていたかも 名原は何かやってくれそうだと感じさせる

 「中日6-2広島」(22日、バンテリンドーム)

 広島が敗れた。先発・栗林良吏が17球で緊急降板、2/3回を3安打4失点で2敗目を喫した。七回、大卒4年目で21日に支配下登録された名原典彦の適時三塁打などで反撃したが及ばなかった。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は、アクシデントに見舞われた栗林の「長期離脱だけは避けてほしい」と切望した。

  ◇  ◇

 栗林の緊急降板は、チームにとって大きなアクシデントだった。最初から力感のない、“立ち投げ”のようなフォームで、試合前から何らかの異変を抱えていたのかもしれない。詳細は分からないが、長期離脱だけは避けてほしいと願うしかない。

 勝ち頭が降板し敗れた試合で、前日に支配下登録され今季初スタメンの名原が2安打1打点。昨年まで2軍でプレーする姿を見てきたが、足が速く、守備範囲も広い。何より試合に出ると、何かやってくれそうだと感じさせる選手だった。この日もコンパクトなスイングで難しい柳の変化球に食らいつき、持ち味をしっかり出していた。

 持丸、二俣、前川ら育成出身選手の奮闘が目立つ。苦労を重ねながらはい上がってきた選手たちが、必死に居場所をつかもうとしている。

 佐々木、中村奨、平川の“ドラ1トリオ”に注目が集まるが、育成組も存在感を示している。2安打の佐々木、代打で安打を放った中村奨のドラ1組も黙ってはいない。若手同士の競争が激しくなれば、チームの活性化につながる。敗戦の中で、そんな未来への期待を感じさせる試合だった。

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