広島・河野 もう一度、1軍の舞台へ 投球フォーム改造で光「どんどんアピールしていきたい」 昨オフ戦力外→育成契約で再出発

支配下復帰に向けてアピールを続ける河野
キャッチボールする河野
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 広島の育成・河野佳投手(24)が支配下復帰に向けてアピールを続けている。ここまでファーム・リーグで8試合に登板し、2勝0敗の防御率1・32の好成績を残している。肩肘への負担を軽減する目的で投球フォームを改造。母校・広陵の先輩でもある野村祐輔2軍投手コーチ(36)らから日々助言を受けながら、上昇曲線を描いている。

 戻りたい場所がある。背番号を2桁に戻し、再び1軍の舞台に立つ-。ファームで結果が出ても、河野にとってそれは道半ばだ。引き締まった表情を崩さない24歳は「まだまだ全然、数試合しか投げていないので。夏までにどんどんアピールしていきたいです」と静かに闘志を燃やし続けている。

 昨季終了後に戦力外通告を受け、育成で再契約。今季は背番号127からのスタートとなった中、先発で好結果を残している。ファーム・リーグでは3月末からローテーションに入って登板を重ねており、4月18日・阪神戦(SGL)では6回5安打2失点(自責1)の好投を見せて今季初勝利。さらに同29日・西武戦(カーミニーク)では7回4安打1失点で自身2連勝となった。

 今年から「フォームを大きく変えた。あとはコントロールをしっかり意識してやっている」という。昨季は右肩痛を発症するなど1軍登板なしに終わった。「すぐに肩が開いてしまって、力で投げたい癖があった」。上半身への負担を減らす目的で下半身主導の投球フォームを模索。その結果、制球にも安定感が出てきた。

 オフには中崎に弟子入りする形で自主トレをともにして「自分の良いところは残しつつ、感覚的なところは中崎さんの考えを取り入れてやってきた」。そして2月のキャンプでは野村2軍投手コーチから「体が開くことを我慢する」ことを助言され、汗を流してきた。ケガを予防するための体幹トレーニング、フォームを染み込ませるためのシャドーピッチングは毎日欠かさない。

 野村コーチは「元々体が正面に向くのが、少し早い投手だったけど、フォーム改善を継続的にやってきて、本人もだいぶ良くなってきたと言っている。これが続けばいいなと思う」と評価。さらにカットボールの完成度が増している点にも触れ、「左打者の内角にも投げ込めているから詰まらせることができている」とうなずいた。

 現状のカープの支配下選手は66人で、上限までは残り4枠。アピールを続けた先に1軍の舞台があると信じて、背番号127は腕を振り続ける。

 ◆河野佳(かわの・けい) 兵庫県出身。2001年8月23日生まれ。投手。右投げ右打ち。175センチ、86キロ。小学5年の時に広島に転居。広陵卒業後、大阪ガスに進み、22年度ドラフト5位で広島に入団。23年に8試合、24年に13試合、1軍で登板したが、25年は登板なしに終わり、同年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約。通算成績は21試合に登板、0勝1敗1セーブ。

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