広島・中崎 「泣きそうになっちゃった」2421日ぶりセーブ G倒三者凡退締め「さすがザキ」新井監督称賛 通算116S目

9回、最後を締め、拳を握る中崎(撮影・北村雅宏)
9回、マウンドに向かう中崎(左)
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 「広島5-2巨人」(7日、マツダスタジアム)

 G倒じゃ!広島が巨人に快勝して2連勝となり、再び貯金1で3位に浮上した。3点リードで迎えた九回のマウンドを託された中崎翔太投手(33)が三者凡退で試合を締め、2019年8月21日・ヤクルト戦(神宮)以来2421日ぶりのセーブ。勝ちパターンが固定されていない中でブルペン陣最年長の背番号21の落ち着きがチームに勝利をもたらした。

 試合を締めると熱き思いがこみ上げた。「サク(坂倉)と握手した時に泣きそうになっちゃったんですけど…。まあ、それはもう汗っていうことで…」。照れ笑いの中に詰まったこれまでの苦労。約7年前まで積み重ねていたセーブとはひと味違った重みを中崎は通算116セーブ目の中に感じ取った。

 5-2の九回に名前がコールされた。「一人一人いつもと変わることなく。先頭をしっかり抑えることを考えていた」。久々のセーブ機会での登板でも動じることはない。先頭・大城を二飛に仕留めると、佐々木から直球で空振り三振を奪い、最後は増田陸を三ゴロに打ち取って、わずか10球で仕事を完遂。「三つしっかりアウトを取って、帰ってこられたので良かった」と一息ついた。

 チームとしてセーブシチュエーションの九回は“鬼門”となっていた。2日・ヤクルト戦(神宮)では森浦が九回の1点リードを守れずに逆転サヨナラ負け。4日・阪神戦(マツダ)でも森浦が九回に3点リードを同点にされて延長戦の末、敗北していた。

 新井監督は勝ちパターンについて「固定せずに展開や相手打者、こちらの投手の状態とかを見ながら決めていきたい」という方針を示した中で、この日は九回に中崎を起用。これまでの経験と今季のここまでの登板内容を見て託した。期待に応える3人斬りに「彼は久しぶりのセーブシチュエーションだったと思うのですが、落ち着いていました。さすがザキだと思います」と褒めたたえた。

 中崎は16~18年のリーグ3連覇を守護神として支えるも、その後は右膝手術や右肩痛を経験し、21年は1軍で4試合の登板にとどまるなど苦しんだ時期もあった。紆余(うよ)曲折を経て再び立ったセーブ機会のマウンド。「しっかりと抑えられて、任せてもらえたことがうれしかったです」とかみしめた。

 現在はブルペンのまとめ役としても他の投手から信頼を集める。「打たれる時もあるし、点を取られる時もある。誰がどこに行くとか関係なしに、マウンドに上がった人が、しっかり次の投手につなぐことを意識して、今日はそういう戦いができたと思う」と右腕。ドシッと構える中崎の存在が中継ぎ陣に安定感をもたらす。

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