広島・秋山 チーム最年長もハツラツ宣言 定位置奪取へ「5年目の若手と思ってやる」同世代の活躍が原動力

 広島・秋山翔吾外野手(37)が25日、若々しいプレーで定位置奪取を目指すことを誓った。今季限りで松山竜平外野手(40)が退団し、来季から会沢と並んでチーム最年長となる背番号9は「最年長だからどうこうというのはない」ときっぱり。64試合の出場にとどまった今季からの巻き返しを誓った。

 勝負の一年を誰よりも若々しく駆け抜ける。秋山が巻き返しを狙う来季へ向けてハツラツ宣言だ。「チーム最年長だからというのは特別ないですよ。それよりもカープ5年目なんでね、5年目の若手だと思ってやってもいいかなと思います」と意気込んだ。

 40歳の松山が今季限りで退団。来季から会沢とともにチーム最年長となるが、心境に変化はない。「僕としてはやることは変わらないので。逆を言えば『最年長だな』と思わせないようなプレーをしないといけないですよね」と、自身の価値をグラウンドで示し続ける覚悟だ。

 同世代の存在が大きな刺激になっている。秋山と同じ「88年世代」には、巨人・坂本と田中将、ソフトバンク・柳田、楽天・前田ら球界を代表する選手がそろう。「みんな各球団で最年長になってきている選手も多い。だからこそ、同世代には負けていられないなと」。長く第一線で戦っている仲間の背中が原動力になる。

 今季は開幕3戦目に右足首を負傷。5月中旬に1軍復帰を果たしたが、定位置奪取には至らずに64試合で打率・262、1本塁打、5打点に終わり、シーズン38安打はNPB在籍13年間で自己ワーストだった。「もう一度、長い時間、グラウンドに立っていたい」と秋山。確かな技術と若々しい闘志を胸に、レギュラーに返り咲く。

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