広島・島内 守護神に立候補 初体験の大台1億3000万円でサイン「よりいいポジションで投げたい思い」
広島の島内颯太郎投手(29)が16日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸8800万円から4200万増の年俸1億3000万円でサインした。自身初の大台突破。新選手会長となった右腕は守護神を務めることにも意欲を示した。(金額は推定)
球団との交渉時間は1時間を超えた。「個人的な話はほとんどしていない」。大半の時間を選手から出た要望を球団に伝えることに割いた。新選手会長として重要な仕事をこなし、「改めて大変さとやりがいを感じました」と一息ついた。
7年目の今季はチーム最多の60試合に登板して4勝2敗1セーブ29ホールド、防御率1・40の好成績を残した。通算ホールド数は100を超え、球団最多ホールド記録(116)を超える118まで伸ばした。「昨年は調子の波が大きいシーズンで、波を小さくすることをテーマにやってきたので、及第点かな」と振り返った。
今季は主に勝ちパターンを務めてきたが、セーブ数は1。「自分で決められることではない」とした上で「よりいいポジションで投げたいという思いはある。選んでもらえるように頑張りたい」と守護神を務めることにも意欲的だ。
選手会長として「もっとみんなが意見しやすいような雰囲気が大事」と語り、選手間ミーティングも増やす方針。チーム全体にも目を配りながらしゃかりきに奔走する。





