広島・佐々木が侍JAPANに追加招集 巨人・岡本に“弟子入り”志願「たくさん吸収して帰って来たい」

 「広島紅白戦、白組6-1紅組」(3日、天福球場)

 広島の佐々木泰内野手(22)が3日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」(11月15、16日・東京ド)のメンバーに追加招集された。「たくさん吸収したい」と意気込み、巨人・岡本和真内野手(29)に弟子入りを志願。この日は宮崎県日南市で行われている秋季キャンプの紅白戦で4安打を放ち、存在感を際立たせた。

 日南で鍛錬の日々を送る佐々木に吉報が届いた。憧れを口にしていた侍ジャパンのユニホームに早くも袖を通すこととなった。出場辞退したソフトバンク・牧原大に代わって背番号5を背負う。「なかなかない機会。いいところをたくさん吸収して(カープに)帰って来たい」と成長につなげることを誓った。

 大学時代に侍ジャパンの経験はあるが、フル代表の選出は初めて。1年目の今季は負傷離脱した期間もあり、54試合の出場で打率・271、0本塁打、6打点。「悔しいところもあった」と振り返っていた。そんな中での代表入りに「自分なんかでいいのかな」と気後れもあったという。

 一方で、国内最高峰の選手たちとチームメートになれる貴重な機会でもある。「打撃のこと、サードでどういう意識で守っているのか聞いてみたい」と、巨人・岡本から助言を仰ぐことに意欲。今オフにポスティングシステムを用いて、米大リーグに挑戦することを表明している主砲から極意を聞き出す、またとないチャンスとなりそうだ。

 さらに青学大の同期でもあるロッテ・西川ともチームメートとなる。「あいつは結果もしっかり出しているし、実力で勝ち取った。自分はまだまだ、これからというところの選出」と謙虚に足元を見つめるが、盟友との再共闘には「また一緒にできるのはうれしい」と顔をほころばせた。

 今回はスポット的な代表参加となり、6日からの強化合宿(宮崎)も参加せず、カープの日南キャンプに残る。「今は大事な時期。しっかり追い込まないといけない」と新井監督。侍のユニホームに袖を通すのは、10日のカープとの練習試合と15、16日の韓国戦のみとなる。

 あくまで主眼に置くのは秋季キャンプでのレベルアップだ。この日の紅白戦では「3番・三塁」でフル出場し、三塁線への二塁打を含む4安打を記録。「もっともっとやって、突き抜けたいっていう気持ちがあります」と鼻息が荒い。日南でのハードワークの日々に、侍ジャパンでの活動も加わった。佐々木がプロとして初めて過ごす秋は、この上なく充実したものとなる。

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