広島の石井弘寿新投手コーチが就任会見 4日から日南キャンプに合流へ「どういう選手なのかをしっかりと見たい」
来季から広島の投手コーチを務める石井弘寿氏(48)が3日、マツダスタジアムで就任記者会見を行った。
カープカラーの赤いネクタイを身に付けて会見場に登場した石井氏。報道陣の多さに驚きの表情を浮かべながら席についた。
今季まではヤクルトの投手コーチとしてカープと対峙(たいじ)。「最後の最後まで粘り強いチーム。あとはもちろんベテランもいますけど、若く勢いのある選手が多いチームだなというのは、すごい感じていました」と印象を語った。
広島は今季、32年ぶりに2桁勝利に到達した投手が不在という窮状に陥り、チーム防御率はリーグ5位の3・20。投手陣の整備が期待される中、4日からは早速、宮崎の日南市で行われている秋季キャンプに合流する予定。「どういう選手なのかをしっかりと見てたい。コミュニケーションを取って、このキャンプ中に、選手自身を見られたらいいなと思います」と意気込んだ。
石井氏は千葉県出身で東京学館から95年度ドラフト4位でヤクルトに入団。02年に最優秀中継ぎ投手に輝き、04年にはアテネ五輪の日本代表として銅メダルを獲得。抑えとなった05年には37セーブを挙げた。現役引退翌年の12年からはヤクルトの2軍育成コーチに就任し、17年からは1軍投手コーチも歴任した。





