広島・佐々木 単打男から変身 フリー打撃で全球フルスイング柵越え披露 新井監督「着実にレベルアップしてる」

 全力でダッシュする佐々木=撮影・畠山賢大
 走塁練習を行う佐々木(撮影・畠山賢大)
 長打力アップが期待される佐々木泰
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 「広島秋季キャンプ」(1日、日南)

 広島は1日、宮崎県日南市の天福球場で秋季キャンプをスタートさせた。大卒1年目の佐々木泰内野手(22)は長打力アップに向け、練習で全球フルスイングしていく覚悟を示した。プロとして初めて迎える秋のテーマに「スイング力の強化」を掲げ、量もこなして『単打男』からの脱却を図る。

 日が暮れ、薄暗くなってきた頃、佐々木はようやく球場から出てきた。朝9時から午後5時過ぎまでグラウンドで練習に明け暮れる鍛錬の日々が始まった。初めての秋季キャンプ。「たくさん振れた」と初日を振り返りつつ、「量をこなす中で見つけられることもある。充実した一日一日を送っていければ」と先を見据えた。

 フリー打撃では、体をのけぞらせるほどのフルスイングを繰り返した。その姿勢はティー打撃でも、屋内練習場でのマシン打撃でも変わらない。胸の内にあるのは「スイングの力をもっともっとレベルアップしていきたい」という確固たる思い。「緩く振っていても意味がない。そこはマックスで振るようにやっています」と練習での全球フルスイングを宣言した。

 スイング力にこだわるのは、シーズンで味わった悔しさがあるからだ。1年目の今季はケガでの戦線離脱もありながら1軍で54試合に出場し、打率・271の成績を残した。ただ、期待された本塁打は生まれず、9月にマークした15試合連続安打も全て単打だった。今季の49安打中46本が単打で、二塁打2本、三塁打が1本だった。「長打が少なかった。そういうところもスイングの力が関係していると思う」と自己分析する。

 現状は10月のみやざきフェニックス・リーグでも外野の頭を越える長打が増え始めた。「フィジカル的な部分はちゃんとついてきている」。この日もフリー打撃で柵越えを披露。ノックでも左右に振る打球を増やして下半身の強化を図っており、守備の部分からも打撃力向上へアプローチしている。

 その中で新井監督は今キャンプの注目選手に佐々木を挙げた。これまでは個人名を出すことを極力控えてきた指揮官だが、「今年1年、こっちとしてはいいもの見せてくれたなという評価。着実にレベルアップしてると思う」と期待の大きさを隠さない。

 この言葉に佐々木自身も「すごいありがたいですし、期待に応えられるように1スイングを大切にしたい。来季の開幕をイメージしてやりたいと思う」と呼応した。育成していく若手に優先順位がつけられた今キャンプ。シビアなサバイバルレースでも己を見失うことなく、長打力に磨きを懸けていく。

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