広島・佐藤柳「フォアボールが一番ダメ」反省 新井監督の前で6回1失点も4四球 将も「今のままじゃ厳しい」

 先発し、6回1失点だった佐藤柳
 先発し、6回1失点だった佐藤柳
 先発し、6回1失点だった佐藤柳
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 「フェニックス・リーグ、広島2-1ハンファ」(17日、天福球場)

 納得のいかない投球内容に表情は厳しいままだった。広島・佐藤柳之介投手(22)が先発し、6回6安打1失点で降板。4四球を与えた点を振り返り、「フォアボールが一番ダメ。もう一回自分の中で原因を突き詰めていきたいです」と反省の言葉を並べた。

 三者凡退のイニングは二回のみ。失点を喫した六回を含め、3イニングで2死から走者を背負いリズムに乗りきれなかった。球数もかさんで六回までに106球を要し、「浮く球が多かった。自分の(有利な)カウントにできればもっと楽に投げられる」と改善点を冷静に分析した。

 視察に訪れている新井監督は左腕について、「フェニックス・リーグだけど、1軍だったらどうなのかと見ている。結果は1失点だけど、今のままじゃ厳しい」と辛口評価。その上で、「課題は分かっていると思う。取り組んでいってほしい」と成長に期待を寄せた。

 今秋から岡本、辻が先発に挑戦。この日、指揮官は栗林の先発転向も明言した。23日にはドラフト会議も控えており、新たな戦力が加わると、ローテ争いがさらに熾烈(しれつ)になることが予想される。

 「全体的なレベルアップもそうですし、もう全部やらないといけない。先輩だろうと後輩だろうと同学年だろうと負けたくない気持ちは誰でも持っているし、そこに関しては負ける気はない。しっかり結果で示したい」と佐藤柳。厳しい競争を勝ち抜く準備を進めていく。

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