広島・佐々木 堂々マルチで7戦連続安打 球団新人では14年田中以来 「しびれる戦いの中で結果を出せる選手になりたい」

 5回、中前打を放つ佐々木(撮影・立川洋一郎)
 2回、左前打を放つ佐々木(撮影・市尻達拡)
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 「広島8-3巨人」(28日、マツダスタジアム)

 黄金ルーキーが着実に成長を遂げている。広島・佐々木泰内野手が球団の新人では14年の田中広輔以来となる7試合連続安打をマーク。「まだ自分でもできると思っているので、いい経験を積んでいきたいです」と前を向いた。

 まずは二回無死一、二塁の場面。田中将の内角144キロに詰まりながらも、左前にポトリと落とす安打で好機を拡大した。「いい軌道でスイングできているから安打になった」と納得の一打。この回の4得点に貢献した。五回には石川に2球で追い込まれながらも、3球目のチェンジアップを片手で中前へ。5試合ぶりのマルチ安打を記録し、好調ぶりを印象づけた。

 佐々木の登場曲といえば、いきものがかりの「じょいふる」。サビ前の「たいっ!」3連発に合わせた盛り上がりが定番だが、現在は偶数打席限定で、アイドルグループiLiFE!の「会いにKiTE!」を使用している。実は小園と羽月が内緒で変更。それ以降、偶数打席で安打が増えたことを受け、「ゲン担ぎで変えてません」と笑顔で明かした。思わぬ曲変更も、今では背中を押す力となっている。

 チームが上位進出を懸け、負けられない戦いが続いている中で14試合連続でスタメン出場。存在感は日を追うごとに高まっている。「しびれる戦いの中で結果を出せる選手になりたい」。佐々木のバットがチームの明るい未来を切り開いていく。

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