広島 初回から異例の前進守備が裏目に出たか 1死二、三塁 4番・佐藤輝の打球が二遊間を破る
「広島-阪神」(8日、マツダスタジアム)
広島が初回から前進守備を敷く異例の作戦を採った。
初回1死一塁。フルカウントから森下への投球が暴投となると、一塁走者の中野は一気に三塁に進み、打者走者の森下も二塁を奪った。1死二、三塁で4番・佐藤輝を迎えた場面で広島ベンチは異例の前進守備シフトを敷いたが、床田の足元を転がった打球は二遊間を抜け、2点を失った。
通常シフトならば、驚異的な守備範囲を誇る二塁・菊池であれば捕球可能だったかと思われた打球。もちろん、配球等も変わっていた可能性もあり、一概に前進守備が失敗だったとは言えない。床田と佐藤輝の対戦成績は今季9打数1安打の打率・111と抑えていた。加えて、チームは6・5差で首位・阪神を追いかける立場だけに、その思いが異例のシフトに表れたのかもしれない。





