広島 二俣と山足が登録抹消 二俣は開幕スタメンつかむも…「悔しい思いはあります」 佐々木と上本が1軍昇格へ
広島の二俣翔一内野手と現役ドラフトで加入した山足達也内野手が19日、出場選手登録を抹消された。
高卒5年目の二俣は昨年の開幕3戦目に1軍昇格して以降、1軍に帯同を続けていたが、同い年のドラフト1位・佐々木と入れ替わる形で、登録を抹消されることになった。今季はオープン戦からアピールを続け、開幕戦に「1番・中堅」でスタメン出場。4月2日・ヤクルト戦(神宮)ではバントを試みた際のファウルチップが顔面に直撃し、歯を8本損傷する大けがを負いながらも翌日の試合にも強行出場し、多くのファンの胸を打った。
その後は徐々に成績が下降していき、7日・ヤクルト戦(神宮)を最後にスタメン機会はなかった。ここまでは31試合に出場し、打率・160、1本塁打2打点だった。直近は18日・阪神戦で守備から途中出場していた。
この日は荷物整理のため、マツダスタジアムを訪れ、「開幕スタメンでいったけど、そこから末包さんや(中村)奨成さんが結果を出して、自分もなんとか食らいついていかないといけないという思いがあった。その中で結果が出なかったので、悔しいという思いはあります」と語った。
山足は昨年12月の現役ドラフトでオリックスから加入。キャンプから1軍帯同を続け、ここまでは11試合に出場。途中出場が多かったが、スタメン出場した4日・中日戦(マツダ)では左前への適時打を放っていた。
2人に代わって、ドラフト1位・佐々木(青学大)と上本が1軍に昇格することになった。