広島・矢野 脱力打法で打撃でも貢献へ 得意の石川撃ちで一気上昇狙う「打撃練習ぐらいの感覚で」
広島・矢野雅哉内野手(26)が21日、“脱力打法”で打撃上昇のきっかけをつかむと誓った。22日からはヤクルト2連戦(マツダ)で、初戦の相手先発は昨季4打数3安打だった石川。好相性を生かして勢いに乗る。
開幕から全19試合に先発出場し、打率・217。堅守でチームを支える一方、攻撃面は良化途上と言える。「全然、悪くはないけど、何か一つ足りないなという感じ。そこがハマってくれれば」と現状を分析した。
打開策として挙げたのは、力を抜いたスイング。「今の状態としてはあまり一発で捉えたいと思わず、打撃練習ぐらいの感覚で入った方がいいかなと思う」とイメージを膨らませた。
チームはヤクルトとの前回対戦で2戦2敗。矢野も計7打数無安打で、5個のフライアウトがあった。「捉えて打ちたい思いが強過ぎて、体も振ってしまっていた」と冷静に振り返った。力みを抑え、今季初対戦のベテラン左腕を攻略する。
前カードの阪神3連戦、安打は19日の適時内野安打のみだった。ただ18日は2四球を選び、二回1死満塁で決勝の左犠飛。制約の多い2番という打順を担いながら、しぶとい働きを続けている。
あとは快音を響かせるだけ。「ファウルになってもいいぐらいの感覚で(いきたい)」。肩の力を抜き、本拠地での“つばめ返し”を目指す。





