広島・二俣 開幕スタメン前進 三塁線破る強烈適時打「一発で捉えられた」 LED照明対策も完璧9度飛球処理

 「オープン戦、広島1-4ロッテ」(15日、マツダスタジアム)

 開幕スタメンにまた一歩、近づいた。強烈な打球が三塁線を抜ける。広島・二俣翔一内野手は二塁に到達し、ふっと息を吐いた。「最低1日1本出したいと思っているので、なんとか打ててよかったです」と安堵(あんど)の表情で会心の一打を振り返った。

 4点ビハインドの七回だ。先頭の小園が四球で出塁し、迎えた第3打席。横山が投じた初球の146キロ直球を引っ張り込んだ。「張っていました」と甘く入ったところを逃さない。小園が一気に生還し、唯一の得点を生み出した。

 14日の同戦では4打数無安打。「体の開きが早くなっていた。そこを少し我慢して」とフォームを微調整し、試合に臨んだ。1軍レベルの直球への対応を課題に挙げている中、「一発で捉えられたのはよかった」と自身の成長を感じ取った、

 右翼の守備でも収穫があった。二回から四回にかけての5者連続を含め、計9度の飛球を難なく処理。オフ期間中にLED化された照明が、二回から点灯したが「(7日の)ナイター練習でやっていたので大丈夫だった。なるべく目に入れないように気を付けていた」と対策も完璧だった。

 この日、開幕スタメンの座を争っている田村が体調不良で欠場。二俣にとっては、これ以上ないアピールの機会が巡ってきている。「課題もいっぱいありますけど、まずは結果を出すことにこだわって、開幕スタメンの候補に名前が挙がるようにしたい」。背番号99がチームのキャッチフレーズを体現するように遮二無二目標へ、突き進んでいく。

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