広島 現役ドラフトで加入の山足が2戦連続マルチ安打「何とかへばりついて」新井監督「良いアピールよね」
「オープン戦、DeNA2-1広島」(11日、横浜スタジアム)
現役ドラフトで加入した広島・山足達也内野手(31)が2戦連続マルチ安打で存在感を示した。内外野をこなすユーティリティー選手が打撃で結果を残している。
七回先頭で代打として登場。変則左腕・岩田の初球をたたいてライナーでの左前打とした。さらに九回先頭での2打席目は山崎康晃のツーシームを捉えて、鮮やかな右前打とした。
スタメン出場した9日・ヤクルト戦(マツダ)でも左翼への二塁打を含む2安打。「結果はできすぎ」と謙遜しながらも、「何とか食らいついていかなダメな立場なんで、簡単に終わらんというか、ただでは終わらんというか、何とかへばりついていこうという感じですね」と必死さを前面に押し出した。
高い守備力が最大の売りで、オープン戦だけでもここまで一塁、遊撃、二塁、右翼で出場。そんなユーティリティー選手の打撃での活躍を新井監督も「2試合連続マルチでしょ?いいアピールよね。彼も環境が変わって、意気込んでいると思うし、非常にいいものを見せてくれていると思います」と評価した。
山足は17年ドラフト8位でオリックスに入団。昨年12月開催の現役ドラフトで広島に移籍した。