広島・床田寛樹投手（２９）が２７日、オリックス・西川との初対戦を心待ちにした。交流戦初戦となる２８日・オリックス戦（マツダ）に先発する左腕。昨年までの同僚との真剣勝負を前に「そこは楽しみ。できればランナーがいないところで、思い切り勝負できれば」と闘志を燃やした。

　同学年の好打者は昨オフに移籍。「アイツ自身、マツダに来るのを楽しみにしていると思う。あえて全部カーブを投げるとか」と笑いながら「（コースが）どこでも当ててくるのはうまい打者。何でも（投球に）付いてくるところが長所でもあり、短所でもあると思う」と冷静に分析した。

　ここまでリーグトップタイの５勝を挙げ、防御率は同トップの１・２７と出色の成績を残す。チームは３連勝中で首位・阪神と０・５ゲーム差の２位。「先週同様、いい流れを持って来てくれた。そのまま、いい流れに乗っていけるように」。先発陣の柱がパ・リーグ相手に好発進を決める。